トイレを覗いた幽霊の話


近年、テロ問題や地震問題など、さまざまな恐怖が私たちの生活と深
く関わっています。そこで、私の恐怖体験を紹介しようと思います。


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晴れた8月の、午後8時30分の事でした。           
私は買い物を済ませ、名古屋テレビ塔の下にある、公園を歩いていま
した。そして尿を我慢していたので、公園内の公衆トイレに駆け込ん
だのでした。                         
灯りは暗めで人の気配はなく、少々不気味だと感じながらも、私はそ
のトイレに足を踏み入れました。                
ズラリと個室が並んでいます。すべてが空室。          
私は奥から3番目の個室に入りました。             
長時間我慢していたせいか、例のモノは             


 んじょ〜〜、      
 んじょ。んじょ。    
 じぇ〜〜。
       


・・・出し惜しみです。                    
大変ゆっくりと開放感に浸っていた私でしたが、次の瞬間に、体が硬
直しました。ただならぬ、悪い予感がしたからです。       
耳を澄ませてみたのですがとても静かで、ただ私の例の音が聞こえる
だけです。誰かがトイレに入ってきたとは、考えられませんでした。
しかし、確かに、強い視線を感じるのです。           


私は恐る恐る、ゆっくりと視線を上げていきました。すると!!  


私の正面の壁と天井の、わずか20cm程度の隙間に、男の頭が1つ、
すっぽりはまっているではありませんか!その顔は真っ黒で、目は何
かを訴えるように、まっすぐこちらを見ています。        
私は瞬時に幽霊だと思い、                   


 「ごめんなさい!」    


と叫びました。                        
(本来なら「成仏して下さい」とでも言うべきだったのでしょうが、
気が動転して、謝ってしまいました。)             
私が大声で叫んだことに驚いたのか、幽霊は、バタバタと足音をあて
て逃げていきました。                     


おや待てよ。幽霊ってバタバタ逃げるものなのかしら?そして、足は
あるものかしら?そしてあの焦りっぷりは・・・?        


今思えば彼は幽霊ではなく、公園で暮らしている人だったのかもしれ
ません。                           
それ以来私は、1人で公衆トイレに入らないようにしています。  


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私達の生活は、いつも危険と隣あわせです。           
自分の身は自分で守る心構えをしておきたいと思います。     




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