レイプ



子どもだって、大人と同じように恋をします。       
そしてそれは、三角関係にだってなり得ます。       
これは、私が小学1年生の時の話です。          


幼い頃、近所に住んでいたのは、男の子がほとんどでした。 
ですから遊びは『木登り』とか『おまわりさんが女を捕まえる
ごっこ』とかでした。                  
そんな環境の中、私は初恋をしました。同い年の男の子です。
私は、彼が逆立ちできるところが好きでした。それから、一緒
に鼻をヒクヒク動かして遊ぶのが好きでした。結婚もするつも
りで、彼も私の気持ちを知っていました。         
しかし困ったことに、彼の友達でもある、別の男の子が、私の
事を好きでした。                    


ある日、学校の帰り道。3人の男の子と私の、計4人で帰りま
した。私の事を好きな男の子はいましたが、初恋の彼はいませ
んでした。                       
そしてその日は、なんだか皆の様子が変でした。男の子達は何
かヒソヒソ話し合い、目線で合図したりしています。    


突然のことです。


2人の男の子が、私の両腕を押さえ付けました。そして私の事
を好きだという男の子が、無理矢理くちづけしようと迫って来
たのです!                       


私は両腕を拘束され、好きでもない男の子に迫られているとい
う恐怖に怯え、両腕で2人にぶら下がって、迫ってくる男の子
のお腹を、思いっきり蹴飛ばしました。          


男の子は、泣き出しました。               
私の方は、服だって、はだけてしまいました。       
この日の夜には、生理的嫌悪感で気分が悪くなり、熱も出まし
た。そして「死んでしまいたい」と思いましたが、ここで死ん
でしまったら親が悲しむだろうと思うとより一層悲しくなり、
大声で泣きました。                   
(結局親にも話せなかった話です。それからしばらく、すべて
の男の子が怖かったなー。)               


小学1年生の終わりに引っ越しをしたので、それっきり、私の
初恋も終わりました。                  


それからの私は、レイプというものがどういうものなのか考え
るようになりました。女性がどれほどの恐怖心を抱くのか。 
そして、私は結局誰にも話せませんでしたが、話せる事であれ
ば、人に話し、分かって貰おうとする事が大事だという事を学
びました。人の話に耳を傾け、気持ちを知ろうとする事がとて
も大事だという事を学びました。直接聞かなくとも、相手の気
持ちを想像し、理解しようとする事も大事だと学びました。 


「相手が嫌がることをしない」というのは、とても簡単な事の
ように感じられますが、現実にはそれが起きています。レイプ
だったり、暴力だったり、納得いかない事が世の中ではとても
たくさん起きてしまっています。             
私たちはそれについて、まず考えることが大切だと思います。
そして、相手を思いやるという事の本当の意味を、来世に伝え
てゆく必要があると感じます。              






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